バリの波はうねりの向きの変化が大きい
バリでサーフィンしていると、切れて乗り易い波が来ていたと思えば、手に負えない位の早いブレイクになってしまったりする。
いつも同じような波ではなく変化があるので、人がバラけて乗るチャンスが巡ってくるメリットもある。しかし波を読めないと、変化に振り回されて自らチャンスを逃がすことになってしまう。
波に変化があるのは、うねりの向きが沖に向かって右から来たり左から来たりするからだ。
ライトの波なら左から来るうねりは切れた波になり、右から来るうねりは早いブレイクになる。それに伴いピークも左から右へ、又は右から左へと移動する。
特にバリの波はうねりの向きの変化が大きいように感じる。
まだそれを理解していなかった頃は、うねりの向きの変化に振り回されていた。
波が来たと思い逃げていくピークをひたすら追い掛け、ようやく追いついたもののブレイクが早過ぎて乗れず、するとさっきいた場所に良い波が来てこれまた乗れず、ただ体力だけを消耗していた。

うねりの向きを読めると効率の良いサーフィンができる
うねりの向きの変化を読めるようになってからは、無駄な体力を消耗しない効率の良いサーフィンができるようになった。
この波はブレイクが早過ぎるから追い掛けても無駄だとか、この波はピークがあの辺まで移動するから間に合わないとか、これは良いブレイクになるので全力で追い掛けようと言った具合に、波を読んで攻略できている。
僕の場合、45歳位から明らかに体力が落ち始めた。このまま波にも乗れなくなっていくのかと思ったりしたが、その代わり効率の良いサーフィンをすることで、今では若い頃よりも波に乗れていると実感している。