スピード重視のボードでリッピングできない理由

スピード重視のボードに乗る日本人が多い

バリ島でサーフィンしていると日本人サーファーもよく見かける。日本人サーファーを見て最近思うのは、スピード重視のボードに乗る人が多いことだ。
中高年サーファーのほとんどがスピード重視のボードに乗っている。ハイパフォーマンスボードに乗るのは、一部の若者くらいではないだろうか。
サーフィン業界の販売戦略なのか、日本ではスピード重視のボードが流行っていることが伺える。

そんなスピード重視のボードに乗る日本人サーファーを見ていて、あることに気がついた。
せっかく良い波に乗ってリッピングしようとしても、リッピングにならないのだ。
見た感じでは決して初心者ではなく、タイミングが合えばリッピングできるレベルだろう。しかしスピード重視のボードに乗っているがゆえに、リッピングできないのである。

ショルダーの先に当て込んでいる

まず、テイクオフはさすがに早くうねりから乗れている。そこからダウンザラインで一気にスピードが出る。本人が加速させているのではなく勝手にスピードが出てるようだ。
そしてスピードに乗ったままボトムターンに入り、トップに当て込む時にはかなり先へ進んでいる。スープとショルダーの境目のリップから数メートル先に当て込んでいるのだ。
そこはもはやリップではないので、リッピングができるはずもない。
それを見ていて思い出した。自分も以前は同じだったことを。

リッピングをするには、ボトムターンでスープ下からアプローチしてリップに当て込まなければならない。自分はショルダーの下でボトムターンして、ショルダーの更に先で当て込んでいた。
そんな位置でリッピングしようとしても、ボードは返らないしレールが喰って倒れてしまう。
その当時、僕はスピード重視のボードに乗っていたのだ。

今では、スープ下からアプローチしてリップに当て込めるようになった。
なぜそうなったかについては、改めて詳しく書こうと思う。