回転の早いパドリング

ゆったりパドルは通用しない

僕はずっと、パドリングはゆったり掻くようにしてきた。初心者の頃、がむしゃらに掻く自分がカッコ悪いと思い、ゆったり掻くようになったのだ。
ひと掻きで進む距離を伸ばすため、50mプールでいかに少ないストロークで泳ぐかなんて練習もやった。
テイクオフの時もゆったりパドルだ。

しかし、ゆったりパドルで乗れてたのはテイクオフが早いボードのおかげだったようだ。ハイパフォーマンスボードではゆったりパドルが通用しない。

疲れずに早く掻けるパドリング

ローカルはパドリングの回転が早い。僕の2倍から3倍は掻いている。かと言ってがむしやらに掻いているのではなく、力の抜けたスムーズなパドリングだ。
試しにローカルと同じ回転でパドリングしてみたら、すぐに疲れ果ててしまった。これではいけないと思い、回転の早いパドリングを身に付けることにした。

あれこれ試してわかったのは、遠くを掻かない方が良いということだ。遠くに手を入水させると肩に力が入り頭が下がってしまう。
それでは早い回転で掻くのは困難なので、頭を上げたまま腕を伸ばしきらないように掻く。かなり近い位置に入水させることになるが、代わりに後方へはしっかりと搔き切る。

これにより、疲れ果てることもなく早い回転で掻けるようになった。スピードも出るようになり、ローカルのパドリングに少しは近づけたような気がする。