混雑を避けミドルを狙うが
先日、一時帰国した際に日本でサーフィンする機会があった。
コロナのワクチンを打っていない僕は日本へ帰ることができなかったが、ようやくバリでも日本でもワクチン接種証明書やPCR検査が必要なくなり、4年ぶりの帰国となった。
久々に友人と日本の海へ行くのは楽しいものだ。海に着くと真夏の週末ということもあり、大勢のサーファーで賑わっていた。
アウトはロングボーダーが多く波の取り合いになっているので、人の少ないミドルを狙うことにした。
波はオンショアでセットは腹くらいあるが、ミドルで割れるのはパワーの無い小波ばかりだ。ショートボードには厳しいコンディションである。
初めは波の押しが弱すぎて乗れずにいたが、ある裏ワザを使ったらコンスタントに乗れるようになった。
それはギリギリまでバタ足を使う方法だ。

ギリギリまでバタ足を使う
これは、五十肩になり片手でサーフィンしていた時期に身に付けた裏ワザで、テイクオフで立つ直前までバタ足を続けるというものだ。
ボードに手を着き腕を伸ばして後は立つだけという状態までバタ足を続ける。バシャバシャと水しぶきを上げるバタ足ではなく、ジョボジョボと小刻みに動かすバタ足だ。これによりパワーの無い波でも乗ることができるようになった。
ミドルの小波に乗ってもショートライドばかりだが、アウトが空いた隙をついてセットに乗り、数本ロングライドもできた。
久々の日本でのサーフィンは波の割には楽しめた。そしてバリで培った技術が日本のパワーの無い波でも使えた事が何よりである。