そのボトムターン必要か?

小波で低く構えるボトムターン

日本のサーフィンコンテストの映像を見ていた時のことだ。
波には恵まれなかったようでスモールコンディションだが、さすがプロだけあってビシッバシッとアクションを決めている。ただ、映像を見ながら何か違和感を感じていた。それは、小波に対して低く構えるボトムターンをしていることだ。

なぜそう感じたかと言うと、僕が長年やってきた膝を深く曲げ低く構えるフォームが、サーフィンの上達を妨げていたとわかってきたからだ。曲がった膝と腰が荷重を吸収してボードが走らないし、常に太モモに力が入りガチガチになっているので伸び伸び動けない。
低く構えるのをやめてからサーフィンの調子が良くなったので、低く構えるサーフィンを見ると気になってしまう。

コンテストの点数稼ぎ?

サーフィンを始めた頃、サーフィン雑誌に掲載された水面スレスレまで倒し込んだボトムターンの写真を見て、カッコイイなと憧れたものだ。
だが、その背景には大きな波が写っていた。大きい波だからこそ低く構えてスピードに耐えているのが伝わってくる写真だった。それを、小さい波でも同じようにボトムターンしていることに違和感を感じるし、無理やりボトムターンの体勢を作っているようにも見える。
もしかして、コンテストでは点数を稼ぐための演技として、小波でも低く構えるボトムターンをしているのかな?