サーフショップで見つけたもの
結局、五十肩が治らないまま友だちがバリにやって来た。約束通りスンバワ島へ行くのは確定だが、スンバワまで行ってサーフィンできないのはつらい。
その友だちの買い物に付き合ってサーフショップに寄った時、立て掛けられたボディーボードが目に留まった。
「これだ」
ボディーボードならできるではないか。実は、僕はボディーボードに憧れていた時期がある。
だいぶ前にフィリピンのシャルガオ島へ行った時、一日だけ台風のうねりがヒットした。クラウドナインにはダブルオーバーの波が押し寄せ、僕を含め多くのサーファーがギャラリーに回った。そんな中、3人のサーファーが入っていたが一度も波に乗るところは見れなかった。
サーファーの他にボディーボーダーが2人いて、彼らは巨大なチューブに果敢にアタックを繰り返している。クラウドナインはボディーボーダーのオンステージと化していた。
そんな彼らを見て、僕もいつかはボディーボードでチューブに挑戦してみたいと思っていた。

スンバワ島へ
これはある意味チャンスではないかと、100万ルピアのボディーボードと80万ルピアの足ヒレを購入した。ちなみにボディーボードの知識は全くない。
これでスンバワ旅行も楽しみになった。
友だちとバイクでバリ島から出発し、ロンボク島で一泊して翌日の夕方ヨーヨーズに着いた。まだ明るくて波乗りはできそうだが、疲れもあり翌朝やることにした。