リッピングにも影響
バックサイドはトップでボードを返すのは簡単だが、ボトムターンは難しい。背中側に倒れたり、縦に上がれず斜めに流れてしまう。
ボトムターンで縦に上がれないと、パワーゾーンを外してしまいリッピングも決まりにくい。タルい斜面で強引にボードを返しても、もはやそれはリッピングではない。
たまにリッピングが決まるのは、ボトムターンで斜めに流れても運良くそこにリップが来ていた時だ。完全にまぐれではあるが、スパンッとボードを返せたら気持ちいい。
おそらくバックサイドのリッピングはボトムターンで決まってしまうのだろう。

練習するほど下手になっていた
その昔、バックサイドのボトムターンを習得するためにHOW TO本で学んだことは「腰を落として重心を低く、体重移動でレールを入れ、目線は波のトップを見る」と言ったところだ。それをスケボーで一生懸命練習したものだ。
実は、それこそがバックサイドのボトムターンが上手くできない原因だと、後に気づくことになる。
一生懸命練習すればするほど下手になっていたとは。それも20年以上気づかずに続けてきたなんて。