バリのローカルは走らせ方が違う

HOW TO本には載っていない方法

波に乗ってボードを走らせる時、僕はアップスアンドダウンをするか、レールを使ってボトムターンとトップターンを繰り返す方法で走らせていた。
ところがバリのローカルは、まるで違う走らせ方をする。セオリーを度外視したような、絶対に HOW TO本には載っていないような走らせ方だ。

どんな走らせ方かと言うと、細かくボードを踏んでいるのだ。その細かさが尋常ではない。
アップスアンドタウンが4ビートで、パンピングが8ビートだとすると、16ビートくらいの細かさである。もはや貧乏ゆすりをしているかのようだ。
そんな方法でボードが走るのかと思うが、これが信じられないようなスピードを生み出す。

もはや貧乏ゆすり

僕なら捕まってライディングにならないようなダンパー気味のワイドな波で、彼らはその方法を使う。
テイクオフでボードが滑走しきる前にヒョイっと立ち、貧乏ゆすりを始める。止まりそうなスピードのボードが動き始めたかと思うと、みるみる加速して別次元のスピードに到達する。
そしてダンパーが崩れる前に走り抜け、リッピングしたりエアを飛んだりするのだ。

そんなサーフィンを見ていると、アップスアンドダウンやレールターンを繰り返すサーフィンが鈍臭く思えてくる。ヒップホップダンスと盆踊りくらいの違いだ。
どうせやるならカッコ良い方が良い。僕もアップスアンドダウンやレールターンを繰り返すのをやめ、ローカルの走らせ方をマネしてみようと思う。