切れたリーシュコードを修理して再利用

バンド内の紐が切れた

先日、サーフィン中にリーシュコードが切れた。バリに移住してからリーシュコードが切れたのは4回目だ。
今回はボード側のバンドと、スイベルの金具の接続部分が切れていた。
買ってから1年半ほど使った物で、まだ程度も良いのでもったいないと感じていた。

部屋に帰って切れた接続部分を確認してみる。
この部分はバンドの端に金具の先端が入り込み、紐のような物が金具の穴を通り縫い付けてある。その紐のような物がバンドの奥で切れていた。
これにはちょっと驚いた。いくらレギュラーの太いコードを使っていても、こんな頼りない紐が命綱になっていたなんて。

切れた紐以外はそれほど劣化していないようなので、修理してみることにした。
とりあえず部屋にあった裁縫用の糸で縫い付けてみる。バンドに金具を突っ込み、金具の穴とバンドを直接縫い付ける。10回ほどグルグル巻きに縫い付けてみた。
これで一応元の形に戻った。しかし実際に使うとなると不安である。こんな細い糸では切れた紐以上に頼りない。
そこで手芸屋へ行き、もっと太い糸と、太い糸が針穴に通る大きい針を買ってきた。ちなみに綿や絹の糸より、ポリエステルの糸の方が丈夫らしい。

太い糸で縫い付けた

さっそく太い糸を縫い付けようとしたら、固いバンドに太い針が通らない。針の先端は刺さるけど太くなる部分で動かなくなる。指の力では刺せないので、木の机に針を逆さに立て上からバンドを押し込んでみるが、針が折れてケガをしそうだ。
しかし、ここで諦めたら細い糸に命綱を託すことになる。苦し紛れに考えたのが、針に油を塗る方法だ。料理に使う油を針に塗ってみると、なんとか通すことができた。
1針1針魂を込め、10回ほどグルグル巻きに縫い付けて完成した。

このリーシュコードをしばらく使ってみたが、問題なく使えている。頭半のセットを喰らい揉みくちゃにされた時も、しっかり耐えてくれた。
と言うことは、まだ紐が切れていないリーシュコードも太い糸を縫い付ければ、かなりの補強になるのではないか。
太い糸を縫い付けるのが、かなり大変ではあるが。

イモネジの緩みは定期的にチェック

今回の一件で、リーシュコードをよくチェックしてみた。すると足首側のスイベルのイモネジが数ミリ飛び出ていた。いつの間にか緩んでいたようだ。このまま緩んで強い力が掛かれば、もげてしまうかもしれない。気がついて良かった。
このイモネジはフィン用の六角レンチで締めれるので、定期的にチェックした方が良さそうだ。