足を上げた方が楽
バリのローカルはパドリングもカッコ良い。胸が高く上がり肩の力が抜けたパドリングでスイスイ進む。
僕もそんなパドリングを目指してサーフィンしてきた。50代にもなると筋力だけで胸を上げるのは難しくなる。楽に胸を上げれる方法を研究してきて、足も含めた体の使い方が重要だとわかってきた。
胸を上げるパドリングで足をボードにベタっと着けていると、胸を上げにくく腰に負担が掛かってしまう。そのせいで疲れてしまったり、腰を痛めたりする。
そこで腹を中心に胸と足を同時に上げるとバランスが取れて腰に負担が掛からない。胸を上げるパドリングでは足を上げた方が楽なのだ。
ただし、ムリに足を上げようとして疲れてしまっては意味がない。あくまでも疲れないために足を上げるのだから。
なるべく足に力を入れないように心掛け、尻をキュッと締めて足を伸ばすと自然と足が上がる。そうすれば胸も上げやすい。
更にアゴを引くように意識すると、グッと胸が上がる。また息を吸って腹を膨らました状態をキープすると、胸を上げるのが楽になる。

テイクオフではボードかブレないように
胸と足を上げるパドリングの注意点として、ボードに接する面が小さくなるのでボードのノーズやテールが上下にブレやすくなる。
テイクオフでボードが上下にブレると、滑走せず乗り損ねてしまうこともある。特に良い波が来て気合が入り過ぎるとブレやすい。
それを防ぐためにテイクオフでは慎重にパドリングする。
胴体を固定するように意識するとボードがブレにくくなる。その結果、ボードの滑り出しが良くなり、乗り損ねていた波にも乗れたりするのだ。