波に乗る数は十人十色
同じ海に入っていてもサーファーによって波に乗る数はマチマチだ。
良い波だけを狙ってじっくり待つタイプなら波に乗る数は少ないだろう。逆に乗れる波は何でも乗るタイプは乗る数も多くなる。
僕は良い波に乗るよりも色々試したいので、完全に後者のタイプだ。波がコンスタントにあれば、2時間の1ラウンドで20~30本くらいは乗っている。
以前はたくさん波に乗りたくても、そんなにたくさんは乗れなかった。たくさん波に乗るための秘訣を見出してからコンスタントに乗れるようになった。
それは通常より岸寄りで波待ちする方法だ。

通常より岸寄りで待つ
ほとんどのサーファーはセットの波を狙っているので、セットに乗れるアウトで待つ。僕も以前はそうだったが、セットの本数は限られているので波を取られたら次のセットまで乗るチャンスはない。
そこで岸寄りで波待ちするようにしたら、アウトで沖を見ているだけでは気づかなかった色んな事が見えるようになった。
まずアウトのセットとは違うミドルで波がブレイクする場所があること。アウトで待つ他のサーファーも気づいていないので、このミドルの波を狙う。
ミドルの波はアウトのセットより数が多いので、 上手くマッチすれば戻っては乗り戻っては乗りと、休む間もなく乗り続けられたりする。
それからアウトのセットが良い波とは限らないこと。
セットはダンパーだったり、逆に厚くてタルかったりしても、ミドルの波は形良く張っていることがある。
もちろんセットの方が良いこともあるが、どちらが良いかはアウトにいたらわからないことだ。
岸寄りで待つ条件
岸寄りで待つことで海の状況がよりわかるようになり、たくさん波に乗れるようになった。ただし、この方法には条件がある。
いざセットが入った時にセットに間に合うようにアウトへ出れなければならない。そのセットに乗ることも大事だが、セットに乗ったサーファーの進路を邪魔してはいけない。
そのためにセットが入ったことをいち早くキャッチし、間に合うだけのパドリングスピードでアウトへ出る。
それができなければ、岸寄りで待つ資格はないのだ。