ショルダーを走らなくなった

ショルダーを走るライディングに違和感を感じる

バリでサーフィンしていると日本人と一緒になることはよくある。その日も1人の日本人サーファーと一緒になった。
彼はまだサーフィン2年目らしいけど、テイクオフ重視のボードに乗ってることもありコンスタントに波に乗っている。僕の2年目よりよっぽど乗れてるんじゃないかな。

僕の方が先に上がり岸から眺めていると、彼が波に乗った。そのライディングを見て何か違和感を感じた。それは彼がショルダーを走っていることに対する違和感だった。
スープとの切れ目から1~2メートル位先を上下にターンしながらライディングしている。バリのローカルはこういうライディングをしないので、久々に見るショルダーを走るライディングに違和感を感じたようだ。

バリのローカルはショルダーを走らない

そして、すっかり忘れていたあることを思い出した。僕も以前ははショルダーを走るライディングをしていたのだ。そう、彼と同じように。
バリに移住した当初はローカルのサーフィンと何もかもが違うことにショックを受けたのだが、その違いの1つがショルダーを走っていることだった。

ローカルはスープ下からアプローチしてショルダーの切れ目でアクションをする。もしショルダーにいたらカットバックでスープまで戻る。
ショルダーを走るのはその先でエアを飛ぶための助走くらいで、先が切れてるショルダーを走ることはない。
そのことは早い段階で気づいていたが、なかなか改善することはできなかった。

サーフボードのおかげ

しかし、いつの間にかショルダーを走るライディングをしなくなっていた。スープと追い掛けっこをしているような感じで、常にスープと絡んでいる。
以前はよくあったパワーゾーンを外れて失速することはほとんどない。

なぜショルダーを走らなくなったのか記憶にないが、おそらくハイパフォーマンスボードに乗り換えたからだと思う。
スピードの出るボードと違いパワーの無いショルダーを走るのは困難だし、ショルダーからではテイクオフもできない。必然的にパワーゾーンをキープするライディングになったのだろう。
なかなか改善できなかったライディングをいつの間にか改善できていたとは、サーフボードを乗り換える効果は思った以上に大きいようだ。