シャープペンシルの芯

シャーペンの芯が安い

ウダヤナ大学に通っていた頃は、日夜勉学に励んでいた。教科書を全て翻訳して書き出していたので、シャーペンの芯も減る。日本から持ってきたシャーペンの芯が終わりかけたので、買いに出掛けた。

スーパーの文房具売り場でシャーペンの芯を見つけた。日本で売ってるのと同じように、プラスチックのケースに入ってる。
値段は四十円くらいと安い。こりゃ日本で買うより得だなと喜んで買って帰った。

見た目は日本と同じだか

授業中にシャーペンの芯が終わったので、さっそく買った芯を補充する。
カチカチと芯を送り出し書いてみる。すると、ポキッと折れた。あれっ?
再びカチカチと芯を送り出し、字を書こうとするとポキッと折れる。あれっ?
カチカチ、ポキッ、あれっ?
カチカチ、ポキッ、あれっ?
力が強すぎるのかな?
今度は全神経をペン先に集中させ、そーっと書く。ポキッ。
けっきょく一文字も書くことができず、同級生から芯を分けてもらった。

バリ島ではブランド品のニセモノがあちこちで売られている。シャーペンの芯もニセモノなのか? でもニセモノを作る意味がないではないか。
こんな商品が正々堂々と店頭に並んでいる。まったくもって油断ならないバリ島なのだ。