サーフィンが上達するために重要なこと

自分の悪い点を知る

これまでのサーフィンを振り返ると、サーフィンを始めた20代は順調に上達していたが、30代40代はほとんど上達しなかった。上手くなりたいという情熱を持って励んできたのに、大して変わっていなかった。
そして50代後半の今は、上達するために重要なことがわかるようになってきた。

サーフィンが上達するために重要なことは、自分の悪い点を知ることだ。しかし、これが意外と難しい。
他人のサーフィンはどこを直せば良いかわかるのに、自分のサーフィンはわからない。それは自分のサーフィンを見ることができないからだ。

毎回ビデオを撮影してもらうような恵まれた環境なら別だが、一般サーファーにはそんな機会はなかなか無い。
そんな中で自分の悪い点を見つけ出すのは、まるで謎解きをするようなモノだ。それがサーフィンの面白いところでもあるが。
自分ではできていると思い込んでいても、実際はできていないことが多い。できていないことに気づかなければ、上達することは難しいのだ。

あえて難しいボードに乗る

自分はできていると思い込んでしまう原因に、サーフボードの性能に頼っていることがある。僕の場合、テイクオフが早くスピードが出るボードに乗っていた30代40代の頃が、まさにそのパターンだった。
どんなにヒドい乗り方でもボードが勝手に走ってくれるので、できていると思い込んでいたのだ。

50代でハイパフォーマンスボードに乗り換えたら、パドリングは遅いしテイクオフも遅い。それまでの乗り方ではボードも走らない。自分のサーフィンがヒドいことを思い知った。
悪い点が次々と明らかになり、それに伴い停滞していたサーフィンが上達し始めた。

自分の悪い点を知るのに、あえて難しいボードに乗ることはとても有効だ。
悪い点を知り、それを改善できれば確実に上達する。そしてサーフィンがますます面白くなっていくのだ。