自分のボードが顔面にヒットする
これまで30年余りサーフィンをしてきて、幸いにも大きなケガをしたことはない。でも小さなケガなら度々ある。
その経験から、波のサイズに関係なくサーフィン中ならいつでも起こり得る危険なケースがあると学んだ。
それは自分のボードが顔面にヒットするケースだ。
そのケースは波に乗ってボードから落ちた後に起こる。
スープに持って行かれたボードがリーシュコードに引っ張られ勢いよく戻ってくるのと、一旦水の中に沈んだ自分が水面から顔を出すタイミングが一致してしまうことがあるのだ。
水面から顔を出した時に自分のボードが顔面めがけて突進して来るのは、簡単には避けられない。そのせいで唇を切ったり、まぶたが腫れ上がったり、歯を折ったりと、何度かケガをしたことがある。
その教訓から、今は水面から顔を出す時にボードがどこにあるか把握するように習慣付けている。
ボードがどこにあるかわからないようなら、片手で顔をガードしながら顔を出す。水中にいる時間が長ければ、足首からリーシュをたぐり寄せ、テールを掴みながら顔を出すとより安全だ。

リーフポイントの場合
リーフのポイントでサーフィンする時は、頭を守ることが重要だ。
ボードから落ちたり、波に巻かれた時は、両手で頭をガードするように習慣付けている。
以前、リーフのポイントで特大のお化けセットに巻かれた時に、揉みくちゃにされながら海底に引きずり込まれ、頭をリーフにぶつけた。両手で頭をガードしていたので大事には至らなかったが、手の甲はズタズタになっていた。
またリーフのポイントでは、必ずシャツを着るようにしている。
背中などをリーフで切った時に、裸かシャツを着ているかで傷の深さが全然違ってくる。
サーフィン中のケガは、前もって危険を予測しておけば、ある程度は防ぐことができる。
なるべくケガをしないように、末永くサーフィンを楽しみたいものだ。