バリのローカルのテイクオフがカッコ良い理由

海外の上手いサーファーよりカッコ良い

バリのローカルのサーフィンはカッコ良い。ボトムターンもリッピングもチューブもエアも、全てにおいてサマになってる。
そんな中でも僕が注目するのは、テイクオフのカッコ良さだ。

バリ島にはCT選手を初め、海外から上手いサーファーがやって来る。当然ローカルより上手いサーファーもいる。しかし、テイクオフのカッコ良さはローカルの方が上だと思う。
海外サーファーのテイクオフはパドリングのパワーに物を言わせて強引に乗る感じだ。一方、ローカルのテイクオフは波の力を利用してスムーズに乗る。そのスムーズさがカッコ良い。
また、海外サーファーが力ずくでボードを胸で押さえつけているのに対し、ローカルはリラックスして胸を高く上げている。そのフォームもカッコ良い。

ローカルのテイクオフはカッコ良いだけではない。乗りに行った波は必ず乗り、大波やドカ掘れ波も余裕で乗りこなす。日本人より小さな体で、パワフルな海外サーファーに負けてない。
きっとテイクオフに余裕があるからライディングに集中し、カッコ良いサーフィンができるのだろう。

ローカルのようなテイクオフを目指して

僕がテイクオフの研究で参考にするのは、CT選手ではなくバリのローカルだ。そのおかげでパドリングパワーではないテイクオフの様々な事がわかってきた。
それまで身につけたテイクオフが、いかにカッコ悪かったかも気付かされた。
まだまだ乗り損ねることも多いし、大波やドカ掘れ波は乗りこなせないが、これからもローカルのようなテイクオフを目指し続けていきたい。