足を着く瞬間に言い当てる
ローカルもビジターも初心者も上級者も、ごちゃ混ぜで賑わうポイントでサーフィンを見学していた。
いろんなサーファーが波に乗るところを見ていて、面白い事に気がついた。テイクオフで立つ瞬間に、そのサーファーが上手いか下手かがわかるのだ。
テイクオフのパドリングをしている時点では、上手いか下手かローカルかビジターかもわからない。テイクオフで足を着く瞬間に上手いか下手かがハッキリとわかる。
テイクオフするところをじっと見ていて、足をつく瞬間に「上手い」とか「まあまあ」とか「下手」と言い当てる。その的中率は100パーセントだった。

バリのローカルはテイクオフが実に上手い
上手いサーファーは一瞬でスタッと立ってしまう。そして上手いサーファーのほとんどがローカルサーファーだ。
バリのローカルはテイクオフが実に上手い。サーフィンの上手さはテイクオフの上手さから来ているようにさえ見える。それはサーフィンにおいて、いかにテイクオフが重要かを物語っている。
波に乗れるからテイクオフはマスターしたと思うのは大きな間違いで、バリのローカルやプロサーファーのようなテイクオフを身につけることは容易ではない。しかし、それを身につけることができたら、確実にサーフィンが上手くなるだろう。
ボトムターンやリッピングを練習するより、テイクオフに磨きを掛けることがサーフィン上達には重要ではないだろうか。