手の着き方でテイクオフが驚くほど安定する

指先を真っ直ぐ前に着く

これまではテイクオフの手の着き方を意識したことはなかった。初心者の頃にレールを掴んでいた名残りで、親指は内側に他の指は外側に向いた状態で着いていたが、着き易い方法で良いだろうと思っていた。
ところが、手の着き方によってテイクオフが驚くほど安定することを、偶然にも発見した。

まず着いた手のどこに荷重するかが重要になるが、以前は手首の付け根に荷重していた。無意識にそうなっていたので、1番楽な方法なのだろう。
それからテイクオフの研究を重ねるうちに、指の付け根に荷重するようになった。これは腕を伸ばす時に、頭を前にスライドさせるように斜め前に伸ばすことで重心が前に移り、ボードが滑走し易くなるためだ。
そして今回発見したのは、指先を真っ直ぐ前に向けて指に荷重するように着く方法だ。

指先でノーズを落とし込む

なぜこれでテイクオフが安定するかと言うと、立つ時に指先でノーズを落とし込めるようになるからだ。
以前は立つ時にノーズが上がってしまうことがあった。そして足を着いた瞬間、バタンッとノーズが落ちてパーリングすることもあった。おそらく着いた手がシーソーの支点のように、前にも後ろにも傾ける状態だったのだろう。
それが指先で常にノーズを下げる状態になることで、立つ動作が安定したようだ。
指に荷重しようと思うと難しいが、親指以外の指の第二関節で押すようにすると上手くいく。

この方法でテイクオフが安定するばかりでなく、立った時の初速も出るようになった。おそらくノーズが上がらないので滑り出しがスムーズなのだろう。
この時点でスピードが出るとアグレッシブなライディングができるようになり、サーフィンがますます楽しくなる。
手の着き方でこんなに効果があるとは。この方法を発見できて本当に良かった。