本物のテイクオフを手に入れたか?

テイクオフを意識しなくなった

最近、僕のサーフィンにある変化が現れ始めた。
これまではテイクオフを改善するために、色んな事を意識しながらサーフィンしてきた。それがテイクオフの時にテイクオフの事を意識しなくなったのだ。意識しなくても乗れる自信がついた感じだ。

思い返せば、セミガンモデルとは知らずにノーズやテールのボリュームを落としたボードを買い、それまで乗れてた波に乗れなくなった。自分がどれだけテイクオフの早いボードに甘えていたかを思い知り、このボードで本物のテイクオフを手に入れようと決意した。

遠回りしたから辿り着いた

それから3年近く、テイクオフの改善だけを目標にサーフィンしてきた。まともなライディングができなくなっても、あえてこのボードを乗り続けた。そして、目指していたレベルに辿り着いたのかも知れない。だからテイクオフを意識しなくなったのだろう。
大波や底掘れする波にはビビって行けなかったり、割れない波を追い掛けて乗れなかったりすることはあるが、乗れそうな波ならほぼ乗れるようになった。もうボードのハンデも気にならない。

テイクオフの遅いボードでテイクオフの練習なんて遠回りだったかも知れないけど、遠回りしたからこそ辿り着けたのだと確信している。
とは言えこれがゴールではなく、ようやくスタートラインに立てたところだ。これからはライディングの改善を目標に、サーフィンの研究を続けていこうと思う。