シールを剥がす経験から学んだ方法
サーフボードを修理していて厄介なのは、手に付いてしまったレジンだ。指先でパリパリに固まったレジンは簡単には落とせない。
専用の溶剤があれば落とせるかもしれないけど、たまにしか修理しないのに溶剤を買うのももったいない。
家にある物で落とせないかと試してみて、キレイに落とせる方法を見つけた。
バリで売られている日用品には、値札やバーコードのシールが無造作に貼られている。例えば皿なら食べ物を置く部分に貼られていたりする。しかも糊が頑固に残るシールなので、いつも剥がすのに苦労する。そんな不便な経験から、シールの剥がし方を学んだ。
表面の紙の部分はできるだけ剥がし、残った糊に油を垂らす。油は料理に使ってるキャノーラ油だ。それをこすり続けると、糊と油が馴染んで剥がれてくる。あとは食器用洗剤で洗えば完璧だ。
この方法を指先でパリパリに固まったレジンにも使ってみた。

面白いようにキレイになった
まず指先に油を垂らしこすってみる。レジンに油が馴染んで柔らかくなってきたが、剥がれるまでには至らない。
そこで食器用洗剤を追加してこすってみる。指先はレジンと油と洗剤で酷い状態になっている。少し剥がれ始めた気がするが、油がギトギトして邪魔な感じだ。
一旦水で洗い流し、洗剤だけをつけてこすってみる。すると、油と同化して残ったレジンがみるみる剥がれてきた。そして指先は面白いようにキレイになった。
それでも少し残った部分は、ガムテープを押し付け剥がすを繰り返すことで全て除去できた。
不便でしかなかったシールを剥がす作業が、こんなところで役に立つとは。
便利さばかりを求める世の中だけど、不便なことが悪いとは限らないようだ。

DOPES ドープス アセトン レジン 除去 ハケ 棒 リペア用品 サーフボード リペア 修理 日本正規品