以前のクセが出てしまう
前回の記事で書いたライディングフォームを身につけるために、股間を突き出し膝を前に出す姿勢を日常生活にも取り入れていた。この姿勢は腰に負担が掛からず腰痛に良いこともわかった。
日本では猫背は悪いと教えられるからか、こんな姿勢の人はあまり見かけない。それでも知り合いのサーファーにこの姿勢の人が2人いる。その2人に共通するのは、サーフィンが上手いことだ。
本人たちは意識してないかも知れないが、常にボードに荷重が掛かりサーフィンが安定している。きっと天性のモノだろう。
僕の場合、にわか仕込みなので意識してないと腰を落としてしまうことがある。テイクオフでバランスを崩した時など、反射的に以前のクセが出てしまう。すると、途端に足ががガチガチになり調子が悪くなる。
一度足がガチガチになるとライディング中に矯正するのは困難だ。これを矯正する方法はないかと探っていた。
腰を落としている時は、決まってアゴを突き出している。そこでアゴを引いてみた。ただ単にアゴを引くと顔が下を向くだけなので、顔を正面に向けたままアゴを引く。すると、頭が後方へ下がるのに連動して、股間が突き出され 膝が前に出る。これで簡単に矯正できるようになった。

ケリースレーターもやっている
この方法を発見してからしばらくして、サーフィンの映像を見ている時に気がついた。なんと、ケリースレーターも同じことをやっているではないか。
これまでケリースレーターのサーフィンは数え切れないほど見てきたけど、それに気がつくことはなかった。自分がそれを意識するようになって、初めて見えてきたのだ。
ケリースレーターが同じことをやってるなんて光栄だけど、サーフィンは天と地ほどの差があるんだよな。