宴会のつまみ

お金をかけない

アパートの宴会では、スーパーやコンビニでつまみを買ってくるなんてことはしない。つまみに金をかけないのがローカルのスタイルだ。

アパートの庭にはマンゴーの木があり、時季になるとたくさんの実をつける。この熟してないマンゴーを取ってつまみにする。
まだ酸っぱいマンゴーの皮をむいて細かくきざみ、自家製のサンバルをつけて食べるのだ。

超刺激的なつまみ

初めてそれを口にした時は、パニックになりかけた。
ストレートのアラックで喉がカーッとなったところへ、マンゴーの酸っぱさとサンバルの辛さ。その衝撃は、頭の中で小爆発が繰り返し起こっているような感覚だ。
これは食べれないとしばらく手をつけなかったが、口寂しさを紛らわすためについ手が伸びる。わかってはいるが、頭の中で小爆発が起こり後悔する。

それでも慣れてくると、アラックをグイッと飲み干す度に食べるのが当たり前になった。なぜか美味いとさえ感じる。
しかし、どんなに慣れても頭の中の小爆発が起こらなくなることはない。日本の激辛スナックより刺激的なつまみである。