バリ島なのに「サーフィン」が通じない

サーフィンの認知度は高い

バリ島が観光地として発展したのは、サーフィンのおかげと言っても過言ではないだろう。
良い波を求めてサーファーが訪れ、そのサーファーのためにホテルやレストランが建ち、観光客が大勢来るようになった。
なので、バリ島はサーフィンの認知度が高い。

バリでは見知らぬ人が気軽に話しかけてくる。会話の中で「バリで何してる?」とよく聞かれる。
また、イミグレーションでも「バリで何してる?」と聞かれることがある。
そこて「サーフィン」と答えるのだけれど、なぜかサーフィンが通じない。「ハッ?」と聞き返される。
何度も「サーフィン」と答えては「ハッ?」を繰り返す。バリ島なのにサーフィンを知らないのか?
そこでジェスチャーで説明すると「オー、スルフィン」と、理解してくれる。
サーフィンを知らないのではなく、発音が悪かったのだ。

カタカナ英語は通じない

インドネシア人は英語をローマ字のまま発音することが多い。だから Surfing はスルフィンなのだ。
Circle K (コンビニのサークルK) はシルクルカーだし、Temperature (気温) はテンプラトゥールである。
それでもインドネシア人は英語が上手で、外国人とペラベラ会話をする。

一方、日本人は僕を含め英語が苦手な人が多い。何年も学校で勉強したはずなのに外国人と話せない。
特に、発音が悪いのはカタカナのせいだと思う。カタカナで書かれた言葉を読んで覚え、そのまま発音するから外国人には通じないのだろう。
ちなみに、ウルワトゥのことをウルワツと呼ぶのは日本人だけのようた。