2時間が当たり前だった
僕はずっと、1ラウンド2時間を目安にサーフィンしてきた。
あまり長く入ると体にダメージが残るし、潮の動きや風で波が悪くなることもあるので、2時間位で切り上げる。
周りのサーファーもだいたいそれ位で上がるので、1ラウンド2時間が当たり前になっていた。
しかし同じ時間サーフィンしても、人によってペースは違う。
セットの良い波だけをじっくり待つ人もいれば、インサイド寄りでたくさん波に乗る人もいる。
僕はいろいろ試したいので、インサイド寄りでたくさん乗るタイプだ。その代わりセットの良い波は逃すことが多い。
たくさん波に乗ろうとすると常に動き回っているので、2時間では体力の消耗が激しい。
初めの頃は調子良く乗れてたのに、後半は集中力が切れ調子が悪くなってくる。ラスト30分は疲れて波にも乗れなくなる。疲れて上がりたいのに上がる波に乗れず、時間ばかりが過ぎていく。
そうすると調子が悪いイメージや、波に乗れないイメージが記憶に残り、初めの頃の調子良く乗れてたイメージは薄れてしまう。
海から上がった時には、負のイメージばかりが頭に残っているのだ。

集中力が切れたら上がる
ちょっと体調が悪い時に、今日は早めに上がろうと決めてサーフィンした。そして上がってから時間を確認すると、1時間15分が経過していた。
その日は何だか気分が良かった。いつもの波に乗れなかったり調子が悪いといった負のイメージが残っておらず、調子良く乗れたイメージがハッキリ残っている。早めに切り上げたのが功を奏したようだ。
これはサーフィンの上達にも影響しそうだ。2時間だと3歩進んで2歩下がるのに対し、1時間15分なら2歩ずつ進んでいく感じだ。
それ以来、1ラウンドは1時間15分で切り上げるようにしている。腕時計はしないので体内時計だが、割と精度は高い。集中力が切れるのが毎回1時間15分のようだ。
負のイメージが蓄積されないように、集中力が切れたら上がるのが1ラウンドのベストな時間なのかもしれない。