ワザの練習よりライディングフォームのマスターが重要

サーフィンが上手くならない原因

サーフィンを始めて3年くらいは上達していくのを感じていた。なんちゃってレベルではあるが、スラッシュやカットバックやリッピングなどのワザができるようになっていった。
しかし、それから20年以上サーフィンを続けてもほとんど上達しなかった。その原因がわからないまま頑張ってワザを練習してるのに、ちっとも上手くならなかった。

今ではその原因がよくわかる。それはライディングフォームが悪かったからだ。
僕の場合、膝を深く曲げ腰を落としたライディングフォームが身についていた。この状態でサーフィンしても、ショボくてカッコ悪いサーフィンしかできない。
そのことに20年以上も気づかずサーフィンしてきたのが失敗だった。一生懸命やればやるほど下手なサーフィンを身につけていたのだ。

ライディングフォームを矯正するのは簡単ではない

それに気づいたところで、長年掛けて身につけたライディングフォームを矯正するのは簡単ではなかった。
無意識にそうなってしまうモノを、そうならないようにする為にどうすれば良いか? その試行錯誤を繰り返し、何年も掛けてようやく矯正することができた。

ライディングフォームを矯正してからサーフィンが調子良くなり、ワザもだいぶまともになってきた。ちっとも上手くならなかったサーフィンが変わり始めたのだ。
ライディングフォームを直さなかったら、今だにショボくてカッコ悪いサーフィンしかできなかっただろう。

しかし矯正できたつもりでも、無意識に悪いフォームが出ることもある。そんな時は、ショボくてカッコ悪いサーフィンになってしまう。さすが長年頑張って身につけてきただけのことはある。
今になって振り返ると、ワザの練習を頑張るよりも、早い段階でライディングフォームをしっかりマスターするべきだったとつくづく思う。