サーフィン中にゴミで骨折?

プラスチックゴミは減ったが

バリの雨季は雨の後、海がゴミだらけになる。
以前はお菓子やインスタントラーメンの袋などが大量に浮いていたが、ゴミはゴミ箱に捨てるという習慣が根付いてきてビーチクリーンも行われるようになり、プラスチックゴミは激減した。
その代わり、大量の流木が波打ち際に溜まっていたりする。なのでインサイドまで乗り繋げれる時は注意が必要だ。

大量の流木が潜んでいる

その日は沖合いでブレイクするポイントでサーフィンしていた。雨の後だったが、インサイドまでは乗り繋ぐこともないのでゴミは気にならない。
潮が上げ波も割れにくくなったので、サーフィンを終え海から上がろうとした。
そこはインサイドがドン深で砂浜が急斜面になっている。砂浜ギリギリまでパドルして足を着いた時、大量の細かい流木が溜まっていることに気がついた。
そこへ後ろから大きな波が来て、海水がザーッと急な砂浜を駆け上がる。その海水が引いていく時、ガラガラと大量の流木が足にアタックしてきた。
「イテテ、イテテ」となりながら、一度だけ足の指に激痛が走った。海から上がって休んでいても激痛が収まらない。これはヤバイかなと思いながら帰路についた。

ゴミを甘く見てはいけない

その日の夕方、右足の人差し指がドス黒くなり 1.5倍位に腫れ上がった。骨が折れたかもしれない。まさかゴミで骨折するなんて、ゴミを甘く見てはいけないと痛感するのであった。
それから数週間は腫れと黒ずみが続き、やがて痛みは無くなった。しかし医者へも行かず放ったらかしにしていたら、指が曲がったままになってしまった。
足の指が曲がっていても特に差し支えはないが、せめて割り箸で添え木だけでもしておけば良かったと後悔している。